日本酒の中に含まれる「α-EG」という旨味成分が、コラーゲンを増加させることが分かりました。これは金沢工業大学尾関健二研究室と株式会社車多酒造の共同調査により行われたものです。日本酒が肌に良いということが学術的に証明されました。
実は、酒蔵業界のなかでは「杜氏や蔵人の肌ツヤが良い」という都市伝説的な噂もあったのが実証された形になりました。実験によれば、1日1杯程度で十分で、特に年配の女性の方により効果が見られました。
日本酒を飲んでコラーゲンを増やす!適量で数週間の効果持続
日本酒の中に含まれるコラーゲンは、年配の女性だと、大体1週間飲むと約1週間から6週間程度、継続して効果が見られます。特に、高齢女性をのほうが、より効果が見られたと言うことです。飲む量は1日に50ミリリットル程度で充分です。お猪口で1杯ちょっとですね。嗜む程度で十分です。
この日本酒の中に入っているコラーゲンの効果は、テレビ番組の昼の番組(ヒルナンデス)でも取り上げられました。そのため、女性人気、とりわけ主婦の方からの人気が高まっています。
日本酒の中のコラーゲン「α-EG」とは
「α-EG」は、日本酒の中に0.5%程度含まれている旨味成分のことをいいます。表面的な皮膚の下にある「真皮層」の毛細血管の近くにある繊維芽細胞で、肌のハリの基盤となっているコラーゲンやエラスチンといったタンパク質やヒアルロン酸を生産しています。
つまり、体内の内側から、表の皮膚の下「真皮層」にハリを与えることができます。ちなみに、「飲む」だけでなく「塗る」ことでも効果が得られます。そのため、日本酒を肌に塗っても効果があります。それでも「飲む」ほうがより効果があります。
どの種類の日本酒が美容に効果があるの?
今回の実験では「純米酒」を使用して行われています。純米酒とは「米と水(米麹)」だけで造られている日本酒のことです。アルコール添加などもされていないため、オススメです。(※関連ページ:日本酒の種類って結局何が違うの?図解で徹底解説)他の種類でも、効果は得られると思いますが、「日本酒からコラーゲン」を取るためには実験でも実証されている純米酒を飲んだほうがいいかもしれません。