都道府県別の日本酒

横浜高島屋・日本酒祭「山形正宗」「獺祭」イベントレポート

700種類のお酒が一堂に会する日本酒祭りをレポート取材

横浜で700銘柄が集まる日本酒のイベントがあるということで、早速、日曜日に会場へ行って。私が会場に着いたのが11時半ぐらいでした。すでに大勢の人でにぎわっていました。

ここの会場では、日本全国各地からの有名蔵元はもちろん、高島屋の「バイヤーセレクトション」といったものもありました。また、試飲をしたりチケットを購入して日本酒を飲むことも可能です。さらに、スパークリングや日本酒に合う「肴」のオススメといったものもあり、まさに
日本酒周り全般を揃えた」といった感じでした。

私は試飲を少ししようかなと思ったのですが、周りにいるオジサンのパワーに押し負けてしまい、今回は試飲は諦めてチケットを購入して少しだけ飲むことにしました。確か、一杯500円ぐらいだったと思います。銘柄によって違っていました。

ただ、今回の目的は「実際に蔵元の杜氏、会長の話を聞く」ということを目的にしていました。こういったイベントも一時間に一度ぐらいの間隔で行われている様子でした。

水戸部酒造「山形正宗」の杜氏・水戸部朝信さんのイベントレポート

山形正宗「美味しいお酒を造る」最高級素材へのこだわり 山形県
純米造りだけで、銘柄が揃えられています。そこには「最高の素材でシンプルに美味しいお酒を造る」という想いが見えてきます。シンプルに、美味しく。

その中で、今回、お話を聞いたのは、まず水戸部酒造「山形正宗」の杜氏・水戸部朝信さん。そして、進行役としてGEM by motoの店主の女性の方。

杜氏の水戸部さんは、まだ40代ぐらいの人でした。以前はサラリーマンをしていたということです。酵母菌の働きや選び方、また水を軟水ではなく「超硬水」を利用している理由などをお話されていました。

また、毎年のようにABテストを繰り返し改良を重ねているようです。軟水を少し足すとどうなるか?仕込む時期を少しずらすとどうなるか?といった試験を60本の樽を使って挑戦し続けているということです。なので、あの超硬水を使用した「キレのあるスッキリとした特徴のある味」を実現できているのだと感じました。

そして、進行役の女性の方も酵母や酒米による違いを丁寧に質問されていました。周りにいた人たちも「うんうん」と頷いていたので、日本酒について精通されているのがうかがえました。

女性に大人気の「まろら」のような挑戦的な商品からも分かるように、今後もまた「違った視点」で新たな商品に挑み続けていくのが楽しみであります。

イベントが終わると、次の時間から獺祭の会長のイベントが始まりました。

旭酒造「獺祭」会長の桜井博志さんのイベントレポート

獺祭 純米大吟醸45ってどんな日本酒?|圧倒的なコスパ
日本を代表する「日本酒」とまで言われるようになった「獺祭」。その中でも、山田錦を50%まで磨いて醸した純米大吟醸となっています。二割三分や三割九分を飲んだ時に「もう少しうまみが欲しい」と感じた人にオススメです。

獺祭の会長の桜井博志さんは、上品で気さくそうなにこやかな方でした。ただ、お話になっている内容は「経験や勘よりも結果が大切」と日本酒造りの過程を「徹底的に数値化に落とし込む」という確固たる信念をお持ちの様子で「まさに獺祭そのもの」といった感じです。

そして、進行役としては、女優のきき酒師でもある福山亜弥さんが務められていました。テレビや日本酒に関連した舞台などでも活躍されているということで、獺祭のような透明感のある方でした。

「獺祭のおすすめは何でしょうか?」という問いに、桜井会長は「最新のもの」と答えられていました。これは最新の銘柄というわけではなく、「商品全体」ということです。去年よりこも今年、そして来年、「その先へ」といった具合に「とにかく最新に造られたもの」がオススメということでした。

なので、同じ二割三分でも、毎年「同じもの」ではなく、少しずつ改良されているということです。

また、お話をされている中で

「美味しい料理には美味しいお酒が合う」といった具合に、ターゲット層を明確にされていると感じました。今まではワインが食中酒として有名でしたが、今後は「獺祭」が高級レストランなどで、「美味しい料理」と共に飲めるようになるかもしれません。実際にもう何店舗かは契約されているようですが、飛躍的に拡大しそうです。

乾杯の時に用意された「獺祭 早田」をいただきましたが、本当に美味しかったです。「美味しい料理に合いそうだ」と感じました。